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OMソーラーシステムは、太陽の熱を採り込んで、床暖房・給湯・換気します。建物全体をしくみとして利用するため、 暖房器具みたいにポンと設置することはできません。設計段階から太陽熱利用を考えていきます。 熱を運んでいくのは空気です。軒先から外気を入れ、屋根が受ける太陽熱で温めて、床下を温めながら部屋の中に採り込んでいきます。

→右図参照

太陽の熱と空気は主に1〜10の順に流れます。
下表はその流れです。
@外気取り入れ口 まず、軒先から新鮮な外気を取り込みます。
A集熱空気層
Bガラスなし集熱面
「空気の通り道」です。空気は屋根に降り注ぐ太陽の熱で温められながら、秒速数10cm程度の速度で、棟に向かって昇っていきます。
Cガラス付き集熱面 温められた空気を温室効果によってさらに温めます。
D棟ダクト 熱くなった空気を一ヵ所に集めます。
EOMハンドリングボックス 小さなファンを使って熱くなった空気を床下に送ります。
F立ち下がりダクト ハンドリングボックスから送られてくる空気は、ここを通って床下のコンクリートへ。
G蓄熱コンクリート 集めた空気の熱を蓄えます。
H床下空気層
I床吹き出し口
温かい空気は蓄熱コンクリートに熱を蓄えながらゆっくりと室内に流れ出ます。夜は、昼間蓄えられた熱が放熱をはじめ、床を暖めます。
ベランダ頭上の外気取り入れ口 室内のコントロールパネル 屋根裏のOMハンドリングボックス
ベランダ頭上の外気取り入れ口 室内のコントロールパネル 屋根裏のOMハンドリングボックス
  昼は排気しながらお湯を採り、夜は採涼します。
夏の昼は、蒸した屋根や床下の空気を排気します。
夏の昼、カンカンに熱くなった屋根の熱気を建物の外に排気して、少しでも暑さをしのごうというしくみです。 屋根を昇ってきた熱い空気でまずお湯を採り、さらに使い切れなかった熱を外へ逃がします。床下のよどんだ空気も引き上げて(床下換気)、 じめじめした空気を排気します。
太陽の熱を使ってお湯を採る
給湯は、まず熱い空気がハンドリングボックス内のお湯採りコイルを通過する時に、不凍液を循環させて温めます。 この湯水を給湯タンクの熱交換器に流し、それで熱いお湯を採ります。お湯採りの性能には地域差がありますが、春から秋にかけて、約30℃〜50℃のお湯が採れます。
夏の夜から涼しさをもらう
夜間の涼風を室内に取り込みます。星空がよく見える土地は、夜間の放射冷却に期待できます。
  集熱しながら換気します。
床暖房しながら換気も同時に行っています。
屋根で太陽熱を取り込み、床下コンクリートに蓄熱して、床暖房します。また、OMソーラーシステムは、システムが稼動しているしているときはつねに新鮮な外気を部屋に採り込んでいます。 暖房しながら、気がつかないうちに換気もしているのです。暖かく住むには、建物の気密はかかせない。でも気密を高めると、換気量が少なく なって、部屋の空気が汚れてしまう。そんな建物の気密性と換気のバランスの面からも、OMソーラーシステムがいま注目されているのです。
雨・曇り、冬など太陽エネルギーだけでは暖房が不足する場合
晴れてさえいればOMによる暖房も可能ですが、集熱が不足する場合や天候不良が続く時のために補助暖房が必要です。 補助暖房の方式には、室内を直接暖める方式(エアコン・ストーブ・こたつなどの一般的な暖房器具)のほか、床下空間+室内を暖める方式 (OMソーラーシステムを活かした補助暖房)があります。
[OMソーラーシステムを活かした補助暖房] ※これら補助暖房には、それぞれの特徴がありますのでご相談下さい。
デュアルコイル ハンドリングボックス内に組み込まれたコイルに、暖房ボイラーでつくった温水を循環させ、暖房する方式です。
ファンコンベクター 床下または床上にファンコンベクターを設置し、暖房ボイラーでつくられた温水を循環させ、床暖房する方式です。
加温ボックス 立ち上がりダクトの下にコイルを設置し、暖房ボイラーでつくられた温水を循環させ、暖房する方式です。
加温コイル・加温パイプ デュアルコイル方式や、加温ボックス方式での暖房だけでは暖房量が不足する場合や、特に温めたい部屋、 立ち上がりダクトから遠い部屋など、温まりにくい場所の床吹き出し口部分に設置します
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